2009-01-01から1年間の記事一覧

美しい長崎

福岡出張のついでに38年ぶりに長崎に立ち寄りました。グラバー園から港を見下ろしてきました。神戸は昨年か一昨年、これも出張ついでに六甲山ロープウエイから見下ろしました。函館も昨年、夜の飛行機から見下ろした港の夜景はすばらしかったし、何年か前…

ドラッカー入門

ドラッカーを体系的に読んだことはない。そもそも体系的にものを書く人ではなかったような気がする。多くの経営者がドラッカーを座右の銘にしていることは知っていたし、自分でもドラッカーを読めばノートを取りたくなるようなフレーズに必ず行き当たった。 …

「生きるための経済学」安富歩

NHKブックスの2008年です。 経済学とありますが、経済学の勉強には役立ちません。どちらかと言えば哲学書です。 経済学に対するありきたりの批判「合理的経済人のウソ」「過剰な数学的装飾」とは角度が違ったいわば根元的批判の書といえるでしょう。 …

巨木

千円均一の過密渋滞高速を使って長野へお彼岸に行ってきました。 チャリを積んでいったので、少しでも走らないとソンした気分になるので走りたいが、まだ坂は無理、でも長野はチョット走ると坂というかすぐ峠。 そこで千曲川の河川敷のリンゴ畑に目を付けて…

観察、行動観察、参与観察

観察調査しかできない状況 ・対象に質問できない(集団行動中の人、動植物、機械、自然) ・質問者が質問を構成できない、テーマが構造化できていない。 観察調査が有効な状況 ・対象者がテーマを意識していない、意識できない 行動観察が有効な状況 ・対象…

佐藤章さん

昨日、本屋で見つけました。ヒットを生み出す最強チーム術 キリンビール・マーケティング部の挑戦 (平凡社新書 487)(2009/09/16)佐藤 章商品詳細を見るあのなつかしい佐藤さんもだいぶ年齢を重ねたことが写真からわかります。 そして、だてに年を取っていな…

ヒラリークリントン

今日のお昼のNHKニュースで米国務長官が「選挙中の公約がそのまま実行されるとは考えていない。日米の信頼関係は政権交代くらいではゆるがない。」と大胆発言していました。インド洋での給油活動に関して神経質になっているようです。 最も民主党も行きが…

彼岸花

曼珠沙華とも呼ばれるという知識は大人になってからですが、子供の頃は「手腐れ」と呼ばれ嫌われていました。この花にさわると手が腐るとされ、祖母達は結構真剣に子供達に「さわっちゃいかん」と注意していました。 そこはそれ、ダメと言われりゃ一層さわり…

シングルケース研究法

9月7日、大阪ガス「行動観察研究所」のセミナーに参加したときに始めて耳にしたコトバです。 「n=1の実験計画法」という別名を持っているようです。実験計画法ですから独立変数と従属変数の因果関係が分析できるということでケーススタディとは区別され…

山田詠美 「学問」

おもしろかった。 女性の視点からの映画「スタンドバイミー」と言った印象。 4人組の生き生きした人間関係、成長しているようで子供のままの心情。 エロティシズムを慎重に避けたと思われる性描写。(新境地だと思う)よくわからなかったのはテンちゃんが普…

水とはなにか

ブルーバックスで新装版とあるから古い本なのでしょう。 水は空気とともに地球の生命を育む重要な物質で、地球の他に水と空気がそろった惑星はない。 0°と100°で相転移し、個体・液体・気体になる程度の知識しかありませんでした。 この本では、水はそん…

原票紛失

最近、何十年振りかで調査票からインプットして集計するという仕事をしました。A4裏表の簡単な調査票でしたが、懐かしかった。 リサーチの世界では記入された調査票のことを原票といい、非常に神聖なものとして扱うよう教育されたものです。その名の通り、…

鳩山さん

NHKテレビのニュース。 鳩山さんの朝の出勤へテレビカメラ。レポーターの「どうですか?」の問いに。 「やっとたどり着いた印象です。」と笑顔で答え、続けて、 「やっとスタートラインにたどり着いた」とフォローしてました。 ひとことめとふたことめの…

乗鞍ヒルクライム

8月30日乗鞍ヒルクライムに行ってきました。腰の調子が戻らないので今回もオブザーバー参加です。片山右京さんがチャンピオンクラスで参加されていたはずでしたがついに見かけませんでした。2007年には自分も完走しているのですが、その時より参加人…

ひるのいこい

29日土曜日の昼過ぎ、中央高速双葉あたりでNHKFMから非常に懐かしいメロディが流れこれまた懐かしい語りで「昼の憩い」が始まり「こりゃ、なんだ?」と運転の眠気が吹き飛びました。 子供の頃聞いたこの番組は、今週から梨の収穫がはじまったとかの農…

ほったらけ

つい1週間ほど前、西武新宿線に乗って出勤途中、車内放送で若い女性車掌さんが、現在、車内クリーンキャンンペーンとかで「車内で読んだ新聞や飲み終わった缶などは、ホッタラケにしないでお持ち帰り下さい。」とすがすがしい声でしゃべっていた。その時車…

暗黙知、インサイト、エスノグラフィー

石井淳蔵「ビジネス・インサイト」(岩波新書)は、最近、エスノグラフィーについて自分なりに考えてモヤモヤしている状態にある見通しを与えてくれるよい本でした。20年ほど前にポランニーの「暗黙知の次元」を読んである種の感動を得て、10年前くらい…

修善寺CSC

昨日の日曜日、JCRCのレースがありました。 腰痛が治らないのとJCRCはレベルが高すぎてついていけないのでEクラスで参戦した息子のオブザーバーで参加しました。 修善寺は天気がよく日差しが強いのに空気が乾燥していたせいか快適なコンディション…

暗黙知と棲みこむ力

昔の上司は「アメ玉ひとつ売った経験もない学者先生に経営のことがわかる訳がない。」とよく学者さんをののしっていました。「はぁ、そんなもんだろうな。」と漠然と同意していたのですが石井淳蔵先生の「ビジネス・インサイト」の序章に「なるほど」と思わ…

システム

つい先日の日経本誌に載っていたマグネシウムでヴァイオリンを作るという匠のワザ。この会社は新幹線の先頭部分をハンマーでたたき出す技術で有名らしい。工業化の最先端で人間の感覚が機械よりも精度が高い仕事する。 この匠による日本のモノ作りがこの不況…

暗い選挙

民主党政権誕生の前提は変わっていないようですが、財源問題に薄々気付き始めた様子もうかがえる今日このごろ、財務省が「国の借金」が6月末で860兆2557億円になったと発表しました。これをどうするかは自民も民主も一切言及しない。「借りた金は返…

帰省ラッシュ

奥さんの母親の実家に帰った息子夫婦は昨日青森を発って今朝10時くらい東京に着いたということで青い顔をしていた。確かに1500円で青森から来れるなら新幹線よりもクルマを選ぶことになろう。ふと、この帰省ラッシュという現象はいつまで続くのだろう…

215日ぶり

今年の元旦、ツインリンクもてぎの100キロマラソンをかろうじて完走して以来、約215日にたった昨日、10キロほど走ってみた。いきなり坂は怖いので田んぼの中の平坦コース。自転車にはやさしくない日本の道路だが、田んぼの中まできれいに舗装されて…

先住民(未開人)が人類学者になる

「パロール・ドネ」レヴィ・ストロースp199これらバロック的著作と、古典主義的著作の根本的な差違は、書物の中で先住民の演じる役割にあり、それ以上のものでも以下のものでもない。じっさい、ボアズの記念碑的な著作「ツィムシアン神話学」もバルボー…

異常気象

最近、マスコミはこの表現を使わなくなってきている気がします。異常、異常と3回体験すればそれが正常になってしまうのでしょうか。といっても真夏の東京に雪が降るわけでもないし、地球にとってはごく普通の循環なのでしょう。 今、台風9号が近づいていま…

いれこむ、入りこむ、踏みこむ、棲みこむ

リサーチャーとして、インタビュアーとして対象(人間だったりそのときのテーマだったり)に対峙するときの態度をいろいろ考えてきました。対象に「いれこむ」のは初期の段階です。(いわば素人) いいインタビューをしようと「入れ込み」が激しく、対象にス…

日本人の脳に主語はいらない

日本語衰退論、日本語固有論とも違う脳科学からの言語と思考の話。最近読んだ「ミラーニューロンの発見」と連動させてみると大きな理解が得られる。ヒトはイメージするときに体を動かしているという発見は具体的にはミラーニューロンが発火することであろう…

民主、公約不履行のすすめ

これも日経ビジネスの記事。竹中平蔵さんがこのタイトルで民主党を皮肉っています。(ご本人は皮肉のつもりではないでしょうが)世の中、政権交代が前提で話が進んでいますが、マニフェスト比較などではどちらが交替させられる政党なのかわからないくらい民…

ネコレ(nekore)

日経ビジネスで始めて知りました。クロネコヤマトの買い物代行サービス。 雑誌でみた商品をネコレにメールするとスタッフが探し回ってくれて届けてくれるサービス。商品は100円の髪留から100万円のエルメスバッグまで雑誌に載った物なら何でもOKらし…

リーマン予想

昨年破綻した金融会社でもないし、サラリーマンの競馬予想でもない「リーマン予想」、ペレルマンによって解決されたポアンカレ予想も何のことかわからず、彼がフィールズ賞を拒否して行方をくらました話題からさかのぼった後ろめたさから、そろそろ解決のウ…