2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

雨は空間を狭くする

昨日は久しぶりの雨だった。 雨に煙った街は遠目がきかず、空間全体が狭まった感覚で心もしまる。 遠くが見通せないのは不安であるとともに目の届く範囲が限られて一種安心感や充実感をかもし出す。 雨の日と月曜日の憂鬱は情緒の詰まった憂鬱で心の病気とは…

洗濯屋

前から気になっていた荻窪のクリーニング屋さん。 わかりにくい写真だが薄いブルーの板壁の前には今では見なくなった洗濯屋さんの自転車が白い(くすんでいるが)配達用のふくろを載せて立てかけてある。 店内はもちろん昭和のままで、ジイサンがひとり煙管…

抑制こそが社会性の根本

直井さんの本シリーズ。サルの関係性の実験(それを多次元生体情報記録手法=MDRで記録)から下位と認識した弱いサルが自分の行動を抑制すること、そのことを上位の(強い)サルに伝える(非言語メッセージ)ことが社会性の発生の根本であると主張してい…

ミラーニューロンはファンタジー

直井さんの本にショッキングなことが書いてあります。 ヒトを含めた動物が学習したり、社会行動をとる時に重要な「サルまね」神経細胞ミラーニューロンがファンタジーではないかとおっしゃってます。 ミラーニューロンは、 ・他者の意図を推定する働きがある…

脳科学の出口

藤井直敬さんは「つながる脳」の序章で、現在の脳科学の進歩は踊り場状態にあり、藤井さん自身は脳科学の出口が見えないと悩んでいるとおっしゃっています。 その藤井さんが想定している出口は「ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)技術の進展で脳…

こぞことしつらぬく棒のごときもの

高浜虚子の句だったと思うが、始めて聞いたときから不思議な感じがしている。 今年も「そういうことか!」と納得できなかった。 正月といってもゼロクリアになるわけではないと皮肉な視点なのか、世間とは違って自分には歳と歳を貫いて流れる強い意志がある…