2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

作話と解釈装置

インタビュー調査での対象者の話には多くの作話が含まれているのではないか、と考えている。そして作話は「正直なウソ」と言われるくらいだから、頭から否定せずに分析に使ってもよい、使うべきと考えている。最近、ザガニガの『人間とは何か』を読んでいて…

でじたる・だぶる

近未来のAIは「デジタル・ダブル」だと日経サイエンスでP.ドミンゴスというワシントン大学の先生が叫んでいる。 理解した内容は、AIの進化によって殺人ロボットやロボットの支配者が現れるという未来を想像してもそんなことは起こらない。それよりも各個人の…

ネット通販(Amazon)に背徳のにおい

先日のネット通販タスクのインタビューからの妄想。 2人とも主婦、1人は30代で子供2人の専業主婦、1人は50代で成人の子供1人でフルタイムで仕事している。2人ともネット通販、店頭の両方を利用している。店頭販売の快楽は複数店舗(スパー)を訪れないと得ら…

理解はめんどう、私は感じたい!

これもネット通販のタスクのインタビューでの発見。 ランキングは長いリコメンドより役に立つ。はちみつを買う前提で楽天市場を検索中に「こういったランキングは一応チェックします」との発言。そのまま信じるわけではないが、どんなものが売れているのか、…

体感的ボリューム感とネット通販

先日のインタビューでの発見。 いわゆる最寄り品をネット通販で買うというタスクを与えて、普段通りにPCサイトを使ってもらった。対象者は商品として「はちみつ」を選んだ。「今、ちょうど切れそうなので何かいいものがあれば買いたい」という状況であった。…

買物の快楽

買物は苦痛、義務と感じる場面と買物は楽しい、ストレス解消になると感じる場面がある。今夜の夕飯の材料を買うのはつまらない義務的買い物で、この冬のためにコートを選ぶのは楽しい買物であろう。ただ、このふたつの感覚はきっぱりと分かれることはなく、…

マーケティングリサーチとAI

AI一般ではなく、マーケティングリサーチとAIという視点で AIを考えてみた。(これは第14回アウラ・コキリコセミナーでしゃべった内容である。知識不足や間違いが多いと思う) MRにとってのどかな時代 データマイニングの時代 ビッグデータの時代 AIの時代 …