2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

役に立たないマーケティングリサーチ?

前回の続き「悪意のあるレポート」でウチを切り捨てた当のクライアントさんの動きをしばらく追いかけたが、リサーチしたコンセプトの商品やそれに似たコンセプトの新商品も発売されなかった。 ということは、ウチのレポートは悪意どころか「無駄な(失敗の)…

役に立たないマーケティングリサーチ

古い話。 新製品コンセプトチェックのインタビュー調査でレポートを提出した。 2週間後くらいに「悪意に満ちた報告書」と相手が激怒してしまい、今後は御社とは付き合えない。とあっさり切られたことがある。 ウチをクライアントに紹介してくれた会社とも気…

行動経済学とグループインタビュー

池尾和人先生のアゴラの記事:「行動経済学は絶望的か?」http://agora-web.jp/archives/1425119.htmlその中に「心理学者が個人の行動に関心を持っているのに対して、経済学者は、相互作用しあう人々の集団の結末について説明することに関心を持っている」と…

マーケティングリサーチの進め方がわかる本

2001年に出した「図解でわかるマーケティングリサーチ」の改訂版です。 ソーシャルリスニングだ、MROCだ、ビッグデータだ、というような最新の話は載せませんでした。 グループインタビュー(3章)とネットリサーチ(8章)は全面的に書き換えまし…

ゲーミフィケーション

ゲーミフィケーションってバズワードで終わると思っていたが案外しっかりした構造を持つ概念かも知れない。 特に「成長」とか「発展」を止めざるを得ない日本や欧米、30年後の中国などにとっては指針になるのではないか。 ゲーミフィケーションは「課題、…

使えるアイトラッカー

機械的なアイトラッキングは使えないと考えていた。 理由は「見た」という知覚は網膜上ではなく視覚野で感じられ、「見た」という認知はさらに高次の視覚野でなされるから、視線の動きを取ったところでマーケティング上の重要な知見は得られないということだ…

めでたさもちゅうくらいなりおらがはる

小林一茶は子供の時からあまり好きになれなかった。 子供心に「何故、そんなにすねている?」という感覚があったのだろう。 今、ググったら、まあ、不幸と災難のデパート(これは死に表現)のような人生で臨終は大火で焼け出された土蔵の中だったらしい。 そ…