2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「見る」サイモン・イングス

カンブリア紀の大爆発が『眼の誕生』で引き起こされたというパーカーの著書で昂奮したのがたぶん、去年のいまごろ。 この本ではパーカーが犯人とした肉食三葉虫の眼による補食行動がカンブリア紀の大爆発の原因だとする説を「三葉虫の化石は大爆発後350万…

マルチチュード

3年遅れの読書。 ネグリ・ハートを1人の人物と思いこんでいたくらいです。 「わかりにくい」、マルチチュードの概念と現実の政治、経済、社会がどう関係するのか、マルチチュードと新概念として提示する意義が理解できない。 (まっ、「帝国」さえ読んでい…

メモのマナー

初めて上司と営業に出かけたとき、部屋の入り方、名刺交換、席への座り方、など事前に注意を受けました。 その時、君はノートにメモを取るようにと指示されました。 狭い応接室でテーブルも小さかったので、膝の上でノートにメモしていました。 商談が終わっ…

スタバフリークのペルソナ

いまさらですが、スタバユーザーのペルソナを作ってみます。・31歳既婚女性、京王線初台駅から徒歩13分の2Kの賃貸マンションに2年前に入籍した夫と同居 ・広尾駅から20分も歩く必要がある製薬会社のMR(会社はロシュの子会社で特殊な分野の薬剤を…

喫茶店でできること

喫茶店が気になりだしたついでに喫茶店の新しいコンセプトを考えて見ます。 ユーザー(客)立場で発想するという現代マーケティングの根本概念にしたがって、喫茶店でしたいこと、できることを羅列します。 その中で、ライバルと目す「スタバ」が実現してい…

スタバは喫茶店?

街の喫茶店の全盛期はいつごろでしょうか? 純喫茶という女給さん(完璧な死語)のいない喫茶店しか知りませんが、「喫茶店」でイメージするのはこんな店です。ガラスドアを押すだけで、ガードレールのない舗装路から段差もなくひと続きで店の中に入っていけ…

喫茶店とノートPC

久しぶりに五反田の喫茶店に行ってみました。 都内でも数少なくなった「コーヒーを飲ませる」喫茶店です。 10年ぶりくらいですが変わっていないところと変わってしまったところがあります。 マスターは老眼が進んだらしくメガネのフレームが変わり、顔が老…

医者の気持ちは

昨年末、右臀部から踵付近まで、しびれるような痛みに襲われ、年明けに会社の近所の整形外科に通い始めました。 回復のきざしはなく、痛み止めを服用しないと眠れなくなるまでになってしまい、厚生中央病院に紹介されました。 そこで脊柱管狭窄症と診断され…

意識のイメージ

意識とは何なのか、意識はどんなイメージで表されるのか。 長い間、心臓のハート型が意識のイメージだったかもしれません。 あるいは妖精のようなかたち、鬼火、狐火のような「ひとだま」も意識のイメージといえます。 フロイト的な深層意識は「夢」の内容解…

上村愛子の白馬

デビュー以来、というより自分が注目するようになってから、上村愛子はほとんど変わっていません。長野オリンピックかその後のオリンピックか忘れましたがIBMのCMキャラクターに採用されたときの写真が印象に残っています。 しゃべりかた、笑顔、長いま…

漂泊者の哀歌

額に雪が積もり 悲壮な音楽は絶え 樹々の細い梢から鳥は去った明日の雲が地平線に 波とひろがるとき その純白のシーツの中から 囀りがきこえてくるだが漂泊者は きしむ肋骨をふみしめ 聳えたつ尖塔にのぼる日が暮れると 雲のかげが額にながれ キラキラする悲…

勉学意欲

昨年暮れから「脊柱管狭窄症」の痛みに耐える生活をしています。 痛み止めを飲むせいか睡眠時間が8時間とか9時間になってしまいました。 春を感じ始めたころから薬を飲まないですむようになり、老人らしく朝5時には目が覚めています。そんな今朝、突然、…

野生の思考

私はほかの所で、「歴史なき民族」とそれ以外の民族を分けるのはまずい区別であって、それよりも、「冷い」社会と「熱い」社会とを区別するほうがよかろうという考えを述べておいた。冷たい社会は自ら創りだした制度によって、歴史的要因が社会の安定と連続…

動的平衡

「生命とは動的な平衡状態にあるシステムである」という宣言は新鮮だし納得がいく。 ヒトの60兆個の細胞は数十時間で全て生まれ変わる、死なないと言われる神経細胞も細胞を構成し活動させるタンパク質は入れ替わっている。 生命は「流れ」の中に浮かんで…