メモのマナー

初めて上司と営業に出かけたとき、部屋の入り方、名刺交換、席への座り方、など事前に注意を受けました。
その時、君はノートにメモを取るようにと指示されました。
狭い応接室でテーブルも小さかったので、膝の上でノートにメモしていました。
商談が終わって、まず上司に言われたことは「ケースによるが、メモはテーブルの上でとるべし。」でした。
その理由として、相手に見えないところでメモを取るのは失礼であるし、最悪、何かの企みを相手に想像させる危険もあると言われました。
それ以後、字の下手さを恥ずかしいと思いつつテーブルの上でオープンにしてメモをとるように心がけています。

先日、あるクライアントで相手がノートPCを広げ、パチパチ、キーをたたきながらの商談を体験したとき、このエピソードが思い出されました。
当然、画面は見えませんし、キータッチもわかりません、あげくの果てにネットにつながっているので背後に誰かいてもおかしくありません。
自分の体験は、デスクトップパソコンというコトバが出始めたころのことですが、PCとネットの普及はビジネスマナーにも大きく影響しているのを実感しました。