2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

安心を得るために不安をかきたてる

不安を取り除けば安心が得られる。 ところが、ある不安が解消されて安心していると、その安心が「不安」になるらしい。 いまの世の中、そんなに安心できる訳がないということだ。 するとどうするか、新たな不安材料を探し歩き始めるのだ。二酸化炭素の排出を…

空想展覧会

日経本紙、私の履歴書、小泉淳作、8月13日に「ルオーは厚塗りした絵を1年間ほっといて、1年後にその絵の具を削って、さらに上に絵の具を塗る」という方法であの分厚い、どっしりとした画面を作っていた。という記述があった。それぞれの美術館で開催さ…

「脳死」と「脳始」

「脳死」と「脳始」ダジャレみたいだが結構深刻な問題。 福岡伸一『世界は分けてもわからない』のP144あたり。(たぶん、「脳始」は福岡さんが言い出した) 脳死は植物人間化(対策)と臓器移植に深く関係している。 呼吸停止、心臓停止、瞳孔散大の3条件…

ペルソナビルドのインタビュー

次回のアウラセミナーではペルソナを取り上げようと考えています。 ペルソナという手法は、我々が普段関わることが多い消費財相手のリサーチにはあまり向いていない方法かもしれません。 自分の知識ではアプリケーションソフトの開発現場がペルソナの活躍の…

ボトムアップ注意とトップダウン注意

BLUE BACKS『人はなぜだまされるのか』を読んでいて表題の注意の違いがあることを知りました。 ちょうどアイトラッキング調査のことを考えていました。 何を考えていたかというと、 トラッキングデータでは視線がそこに集中しているのにインタビュ…

ダンバー数

人間が「安定的な関係を保つことができる認知的上限数(人数)」のことをダンバー数という。 その数は上限150人で100人くらいが現実的な数値らしい。(wikiでは上限ではなく平均値としているが) SNSによって、世界中の誰とでも仲良しになれるはず…

デザイン評価のインタビュー

飲食品以外のコンシューマーグッズのデザイン評価のFGIが続いた。 女性たちの評価コトバは相変わらず「カワイイ!」であった。 大きさ、重さ、厚み、表面の色、線、図案もひっくるめて「カワイイ」かどうかである。 「どの部分からカワイサを感じる?」と…

ソマティックマーカー仮説とブランドロイヤリティ

読んだつもりになっていたダマシオの「感じる脳」を読んでいる。p195情動信号の再生はいくつもの重要な仕事をする。その情動信号は<略>その問題に対する推論の質を強化する。 <略> あなた自信の通常の推論が教える前に、それが「するな」という。またそ…