ソマティックマーカー仮説とブランドロイヤリティ

読んだつもりになっていたダマシオの「感じる脳」を読んでいる。p195

情動信号の再生はいくつもの重要な仕事をする。その情動信号は<略>その問題に対する推論の質を強化する。
<略>
あなた自信の通常の推論が教える前に、それが「するな」という。またその情動信号は警告信号とは反対のものを生み出して、特定の選択肢をただちに選択するよう促すこともある。
<略>
その信号はポジティブな信号またはネガティブな信号を使って選択肢と結果を『マーク』し、そうすることで意思決定空間を狭め、行動が過去の経験に一致する確率を高めている。

以上の記述が、スーパーマーケットの売り場における消費者のブランド選択プロセスの説明に使える気がした。
ブランドロイヤリティは「情動」信号よる選択肢の選択に関わっている?
つまり、消費者は「脳=意識」で選択(意思決定)する前に「身体(somatic)」が動いてブランド選択しているということになる。らしい?
これではいくら質問紙やインタビューで消費者の意識を聞いてもブランドロイヤリティの構造は把握できないわけである。

ソマティックマーカー仮説に基づくブランドロイヤリティ分析。
おもしろいかも。