2019-01-01から1年間の記事一覧

「死者は生きん」から「去る者は日々に疎し」まで

8月15日は不思議な日だ。死(破滅)に向かっていた日本がなんとか踏みとどまった日だから、その日を出発点として前を、未来を語るべきだと思うが、全体は過去を、その日を向いている。その傾向がなくなるのは平成生まれ生まれあたりからだろうか。戦争の実体…

あと何回の読書

何十年か前に朝日新聞か日経かに小泉なんとかさん(確か発酵学の権威)の「あと何回の夕食」というタイトルの連載コラムがあった記憶がある。熱心には読まなかったがあと何回飯が食えるかという発想が面白いと思った。同時期に邱永漢さんが「数千万円の投資…

カルデサック

30年以上前、原宿のレナウンの本社があった付近にカルデサックというレストランがあった。その名の通り袋小路、どん詰まりに普通の民家のようにあったし、ネットもない時代だったので、知らない人は訪れることができない。広く知られることもない「隠れ家」…

巨木は異形の人

ひと月前くらいから、にわか巨木ファンになっている。理由は簡単で自転車を乗る目的が欲しくなったからである。自宅から行って帰れる程度の峠はほぼ全て制覇してしまい、あとは輪行するか、泊まりか、1日で200kmを覚悟するかしかなくなった。輪行はやってみ…

GANで連歌を楽しむ

昨日、平成最後の金曜日に紀伊国屋書店をヒマつぶし目的で訪れた。1Fの新刊フロアーからしてレイアウトが変わって通路が広くなっている印象。(実は数年ぶりで訪れたことに気づいた)2Fをぶらぶらしていて詩歌のコーナーに気づいた。本を買う目的で書店を訪…

エピソード記憶とマーケティング

質問紙によるものインタビューによるもののどちらにしろ、マーケティングリサーチの90%以上は対象者の記憶を調査している。記憶にはエピソード記憶と意味記憶がある。卒業式が同記憶されているかで2面がある。小学校、中学校、高校の卒業式を体験した人の記…

紫匂う武蔵野

2回前のチコちゃんに叱られるに出ていた歌舞伎役者さんが堀越高校の卒業生で高校の校歌の出だしを歌ったとき、「紫に追う武蔵野。。。」という出だしだった。その時、ふと思ったのだが、小学校はともかく中学、高校、大学とそれぞれの校歌に全て「紫匂う武蔵…

あと何キロ

ここ数年レースから遠ざかっているが走行距離は結構稼いでいる。100キロ/週がきほんだから、月に400キロくらい乗っている。ほとんどが平坦コースで神社巡りが多い。練習よりもサイクリング重視である。最近の収穫は回転が早くなり、引き足が自然になってき…

水仙

水仙にタイヤ取られて。。 庭先に前タイヤを外して置いていたら、2週間で水仙の花が咲いてしまった。 この時期、花粉がひどくて乗ることはないのだが、タイヤに絡まれると「オイ!」と言いたくなる。 朝顔は一晩でつるべを取るらしいが、水仙は春の花らしく2…

ブランディングとサイズ感とドロリッチ

ドロリッチが終売になるらしい。いっときは年間100億を突破したブランドだし、10年間続いたのだからヒット商品と言って間違いない。Twitterでは、容量を減らしたのが原因と指摘する人が多い。内容量はブランディングにとって重要な要素だが、テキトーに変更…