2013-01-01から1年間の記事一覧

スポーツ観戦

フィギュアスケートというものに関心がなくなったと最近、気づいたのだが、よくよく考えるとスポーツ観戦そのものに興味がなくなったようだ。 神宮球場に1回も行かない年がこれで3年以上になるし、ツールドフランスも今年100回記念でありながら見なかった…

プロービングと尋問

インタビュー調査にはプロービングがつきものである。 この背景には、 ・対象者の発言は常に不完全 ・対象者は平気でウソをつく という不信感がある。 これは悪いことではなく、有効なインタビュー結果を得るためには必要な態度である。 昨日のエントリーで…

パロール・リテラルとインタビュー・MROC

パロールを発話とし、リテラルを書記と考える。 同じ日本語でも発話(パロール)で使うものと書記(リテラル)で使うもの(コトバとその意味、解釈)には違いがある。・発話は識字(リテラル)や文法を前提としないが、書記は識字と文法を無視しては成り立た…

一般生活者のWebの使い方

グループインタビューに協力してくれる人たちだから代表性はないが、Webの使い方で気づいたことを列挙しておこうと思う。?PCからスマホへの大きな流れ。 その昔も引っ越ししたりでPCのネット接続をやろうとしても面倒でガラケーのネット接続でも日常…

南向き斜面に眠る

お彼岸に行けば、春のお彼岸まで墓参りなんぞには行かないのだが、フっと気が向いてチャリで出かかけた。 父親の墓には父親の両親と父親の弟(一生独身)と本人が入っているはずである。 だから、たぶん生前に自分で購入したのだと思う。ことによったら祖父…

ハイコンテクストを演出して、ローコンテクストな分析を行う

與那覇潤『日本人はなぜ存在するか』の中に「グローバル化とは、ハイコンテクストだった社会(日本)がローコンテクストな状態に移行していくこと」と書いていた。 英語ができようができまいが関係なく、コンテクストを共有しない他人や集団に対して自分の立…

アクティブインタビューの「場」

場の理論というと宇宙物理学を思い起こすが、社会学にも「場の理論」というのがある。 個人や集団の行動は、その個性・特性だけでなく、それがおかれた立場や環境によっても影響される。という内容である。 理論というほどのこともないが、そう言うらしい。 …

アクティブインタビューの対象者

昨年、「サンプルからスウォームへ」という記事を書いたが、ここで、アクティブインタビューの対象者を考えてみる。 多少の無理は承知で以下のように調査対象者と調査方法論を対応させた。サンプルの時代 野生状態 標本理論による訪問面接調査 モニターの時…

アクティブインタビューのモデレーション

アクティブインタビューのためのモデレーターのポジションは以下のなかで、もちろん4番目である。 ここに至る方法論(道筋)はうまく説明(マニュアル化)できない。 モデレーターの態度 場への関わり 行 動? 完全な観察者 いれこむ 質問モレがない ? 参与…

アクティブインタビュー?

昨日はプリンシパル(クライアント)とエージェント(調査会社=モデレーター)の情報の非対称性を考えた。 二重の非対称性を情報の力関係で解消させてモラルハザードは起きにくいとした。 しかし、ここで、もう少し考えてみよう。まず、「製品や市場に関し…

アクティブインタビュー?

アクティブインタビューを弊社の新しい看板にしようかと考えている。 で、アクティブをモデレーターと対象者の関係で考えて、次にアクティブの要素としてインタビューによるアクティブの惹起と肉体を動かすことによるアクティブの惹起があることに気づいた。…

東京オリンピック

だいぶ熱は冷めたが、東京にオリンピックが再び来るとの大騒ぎ。 7年後、2020年でいいのかな。 現在、幼稚園や小学校1年生の子供は7年後の自分をおもい描けるのだろうか。たぶん、簡単には想像できないはずである。 入学、卒業、就職、結婚、子供ができる…

アクティブインタビューのささやかな工夫

アクティブインタビューは観察者・対象者の関係性を協働作業者に変え、仮説検証を新しい意味生成と変換することであった。 ここでコトバからの印象に引っ張られて、アクティブインタビューの具体化を考えて見る。 大げさに言っているが簡単な工夫である。 ?…

アクティブインタビュー

『アクティブ・インタビュー』せりか書房を本棚からひっぱりだして読み直した。 現在のインタビュー調査に行き詰まりを感じて久しいが、なかなか突破口が開けない。 エスノグラフィー、行動観察、アイトラッキング、ゲーミフィケーション、など中途半端なが…

老いてる犬

我が家の飼い犬はたぶん、18歳を過ぎて19歳目の満年齢をめざしている。妻に近くの駅まで車で送ってもらう朝、ほとんど目が見えない状態の仔犬4匹が、片側1車線の道路を固まって渡っていた。 「どうする?」「帰りもいたら、拾っていく」となり、その日家に…

犬にココロを読まれる

岩波科学ライブラリー199『犬のココロを読む』と青土社『仔犬に脳を盗まれた!』を続けて読んだ。 たまたま犬関係が続いただけだが、確かに犬がどうしてこれほど人間と仲良くなったのか不思議である。 猫も仲良しだが犬ほど「人間的」な付き合い方はしていな…

ペルソナにはビッグデータ

ターゲットプロファイリングは、 20代独身男性 大都市近郊で両親と弟と同居 IT系企業で営業職 趣味はゲームと食べ歩き などで充分なプロファイリングである。 これをペルソナにするには 25歳、独身、早稲田大学商学部卒業、学生時代の恋人と付き合って…

ターゲットプロファイリングとペルソナ

いまどき、セグメンテーションなしでマーケティングを行っている人いないでしょう。 水道水や電気でも大口需要家と一般家庭のセグメンテーションぐらいはやっている。 セグメンテーションはマーケターにとって、所与のものと言えます。 こちらから積極的に働…

「ビッグデータ」も通り過ぎていく

山本一郎さんのブログ「ビッグデータもバズワードになったんだなー」を読んでタイトルのような感想を持った。 ネットリサーチ、MROC、ビッグデータとリサーチ業界は定期的に「黒船」が現れ、「今のままでは滅びる!」と脅されてきた。ネットリサーチは確…

インサイトからストーリーへ

第28回アウラセミナー 「インサイト」から「ストーリー」へ メタファー・ラダリング・ゲーミフィケーション 第28回アウラセミナーを開催します。 ノンアルコールビールが新しい飲料ジャンルを形成するための「ストーリー」作り、がテーマです。 現在のノン…