アクティブインタビューのささやかな工夫

アクティブインタビューは観察者・対象者の関係性を協働作業者に変え、仮説検証を新しい意味生成と変換することであった。
ここでコトバからの印象に引っ張られて、アクティブインタビューの具体化を考えて見る。
大げさに言っているが簡単な工夫である。
 ?インタビュー中に対象者の姿勢を変えさせる。(立ち上がらせる、何かを取りに行かせる、インタビュアー
  が動きながら話す。他)
 ?対象者に作業をさせる。(文字を書く以外の作業、絵を描かせる、何かを操作させる、他)
 ?何もなければ、席替えさせる。(1on1なら、インタビュアーと対象者の席を交代する)
 ?インタビュールームの外に連れ出す。(近所の店で買い物させる)
などの工夫である。

1時間も2時間も椅子に縛り付けられて(トイレも許可を得る)質問攻めにあったら、ふつうの神経の持ち主は拒絶反応を起こす。
そこで、対象者の身体を直接的に動かすことで、精神的緊張を肉体的な動きによって緩和させようとする方法である。
こうすることで、対象者のテーマに対する緊張度は高まるのに、インタビューされることへのストレス(緊張)は緩和される。という効果が得られる。
ここまでくれば、ワークショップ(協働で新しい意味の生成)メンバーまでの距離はあと一歩となる。