ヒラリークリントン

今日のお昼のNHKニュースで米国務長官が「選挙中の公約がそのまま実行されるとは考えていない。日米の信頼関係は政権交代くらいではゆるがない。」と大胆発言していました。インド洋での給油活動に関して神経質になっているようです。
最も民主党も行きがかり上反対していた部分もあって、給油に変わる援助を考えつかないのではないでしょうか。今更イラク本国に民間人を派遣して自爆テロにでも巻き込まれたらにっちもさっちもいかなくなります。国会決議かなんかでごまかしてヒラリーの言うとおりに公約破棄となるでしょう。

さらに心配は鳩山さんの「東アジア共同体」構想です。
ここまで荒唐無稽だと心配ないかもしれませんが、たぶん彼は本気。
最近読んだ渡辺利夫さんの「新・脱亜論」でも北朝鮮はいうに及ばず、中国、東南アジアと「共同体」など作れるわけがない。シンガポール、台湾、韓国が近いとはいえ、日本は完全に脱・亜細亜してしまっていると思う。極東のあだ花的西欧文明国なのです。
本の中で梅棹さんの「文明の生態学」を持ち出していましたが、この論も荒唐無稽といえばそうですが、東アジア共同体よりは納得性が高いと思われます。

今日の日経朝刊では永守重信さんが「製造業は日本から出て行け。」という政策ばかりでないかと怒っていました。
鳩山民主党政権前途多難、後ろでまた糸を引こうとしている小沢一郎が前面に出ざるを得ないときが早く来るのでは。

新脱亜論 (文春新書)新脱亜論 (文春新書)
(2008/05)
渡辺 利夫

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