マーケットのテーマ

「老」と健康コンセプト

自分が年老いた、若くないと実感するのはいつごろだろうか。若者のインタビューで高校生(男子)が中学生(厨房)を見ていて、「あいつら若いな!もうあんな元気は俺にはない」とつぶやいたのが最も早い老いの実感である。女性の場合は高校生くらいの肌を見…

老・病・死と健康コンセプト

健康が飲・食品市場のゆるぎないコンセプトとなったのはいつからだろうか。 おいしさ、便利さ、手軽さなどのコンセプトが当たり前になりすぎて、刺激的な味にも飽きがきて、差別化できるコンセプトが無くなった。世の中も高齢化で成長よりも現状維持がなんと…

シニア市場のセグメント

シニアを個人の年齢で定義するのは普通のことである。 ところが、子供(18歳くらいまで)を年齢で定義するのとは大いに違ってくる。 幼稚園、小学校、中学校、高校までくらいは年齢の刻みと属性がほぼ一致しているだろう。 ところがシニアは年齢だけでは刻め…

シニアが求めるモノ

シニアが求めるモノというと健康がまずあげられるかもしれない。 シニア市場を考えると健康を避けて通ることはできない。 タバコはとっくにやめて、酒も控えて、夜更かしもせず、暴飲暴食に気をつけて定期健康診断を欠かさないどころか人間ドックまでやって…

アクティブなシニアって

シニア市場はある意味偏見が満ちている。 そのひとつが「アクティブシニア」というとらえ方である。 まず、この概念はシニアはアクティブではないという偏見から始まる。 加齢はアクティブさを失う方向への圧力と考え、その圧力に長年さらされてきたシニアは…

学校も会社もない

シニアマーケットの定義そのものが人によって違う。 ・単純に年齢で切る方法 ・ライフステージで切るやり方(末子が大学入学・卒業、同居の子供がゼロになった、他) ・経済状況で切るやり方(世帯主が完全退職した、主な収入が年金だけになった) などが考…

あげたがり屋

シニア市場を考える時「あげたがり屋」ということを思いついた。思いつきだけでまとまってはいない。 蕎麦打ち、カメラ、旅行がシニア層男性の行く着く先だという風なことはよく聞く。 蕎麦打ちを除けば、若者達にも写真撮りたがり、旅行好きは多い。 写真と…

ある能力

『問いのない答え』長嶋有がおもしろい。 その中に『世の中何を楽しむのにも能力が必要だ』というのが出てきた。 ちょうどシニア層のインタビューをした後だったので妙に響いた。 小説読んで楽しむのにもある能力がもちろん必要だし、いわゆる「遊び」とくく…

シニアの帰巣本能

60代の女性2人。 ひとりはクルマの運転の話。 近所の買い物でも何でもクルマで、毎日のように運転し、運転は好きだと言っていた。 そのうち、驚くべき発言が。 「自宅からスーパーに運転して行って、次に市役所に行く用事があったとして、スーパーから市…

シニアから見たスマホ

最近、ケータイを買い替えたのにスマホにしなかったシニア女性に「なぜ、スマホにしなかったか」というインタビューを実施した。理由は、スマホの魅力要因が、自分の魅力要因になっていない。ということであった。 気取って言えば、「スマホの魅力が内在化し…

シニアは正しく人生を歩んできた

「もう、人生をやり直す時間はない!」という自覚が「年寄」が出来上がる瞬間かもしれない。 例えば、今、あなたが20歳代である会社に就職して充実とは遠い仕事をしていて、我慢の限界になれば転職して仕事人生を「再スタート」できる。 それどころか、学…

老いてる犬

我が家の飼い犬はたぶん、18歳を過ぎて19歳目の満年齢をめざしている。妻に近くの駅まで車で送ってもらう朝、ほとんど目が見えない状態の仔犬4匹が、片側1車線の道路を固まって渡っていた。 「どうする?」「帰りもいたら、拾っていく」となり、その日家に…

「ビッグデータ」も通り過ぎていく

山本一郎さんのブログ「ビッグデータもバズワードになったんだなー」を読んでタイトルのような感想を持った。 ネットリサーチ、MROC、ビッグデータとリサーチ業界は定期的に「黒船」が現れ、「今のままでは滅びる!」と脅されてきた。ネットリサーチは確…

演出

くらい雨の朝のせいで南の海のビーチを思い出した。 そういえばフランス(欧州)映画の海辺のバカンスシーンでは人々はデッキチェアや砂浜のシートに寝転んでやたら本を読んでいた記憶がある。 「太陽がいっぱい」でも「ベニスに死す」でもそんなシーンがあ…

谷川俊太郎

多くの人が言うように日本で唯一の詩人である俊太郎さんを久々に読む。 文庫本も合わせれば3冊ぐらい同じ本を持っている。タイトルが「ひとり暮らし」 ひとりが好きなのに結婚なんかするから何回も離婚することになってしまった。 (とは、本人は思っていな…

ジョブスはやっぱりかわいくない

56歳で膵臓ガン。CEOを退いて数か月。臨終の床では充足感が満ちてたのか、やり残してきたことへの焦燥感があったのか、ジョブスより年齢では長生きしてしまった自分には気にかかるところ。 数年前『アイコン』を読んだとき、すばらしい人だがこの人とは…

扇のカナメ

あれは何歳くらいの時だったか、ふと気づくと扇の要がひっくりかえっていた。 これでも人並みに将来の可能性は信じていた。 今はこんなことしてるが、「やがては」と思っていないと「やってられなかった」のである。 周囲も会社を辞めて学校に入り直したり、…

体のどの部分が好きですか?

芸能人へのインタビューなどで時々あらわれる質問に「○○さんは自分の顔でどの部分が一番好きですか?」というのがある。 カオの魅力を部分に分解できるかもしれないが、分解した部分を統合しても元の「カオの魅力」は再現されない。カオはコラージュやモンタ…

正月より年末の方が楽しかった

昨日は年末恒例の餅つきで、クルマで一時間くらいの実家に行ってきた。 杵と臼ではなく、家電製品の餅つき機でつくのだが20キロもつくので半日仕事になる。 5家族だけの一族だが全戸の正月の「おそなえ」までつくる。子供の頃も5家族程度の親戚だったと…

スピードはスリル

昨日の日経夕刊だったと思うが、スピード違反を主要因とする死亡事故が1990年比で9割(確か?)近くも減ったとあった。 その前々日のNHKスペシャルではスキーの滑降選手を取り上げていた。(全部は見ていない) 日経夕刊のコメントは、草食系の若者…

不老不死

池田清彦さんのPHPサイエンスワールド「寿命はどこまで延ばせるか?」を読んだ。新発見はなかったが、細胞、個体、種レベルでの生と死がよく理解できた。 理解はできても個体の死、ひいては自分の死については悩ましさは変わらない。 少年のころは「夭折…

ひるのいこい

29日土曜日の昼過ぎ、中央高速双葉あたりでNHKFMから非常に懐かしいメロディが流れこれまた懐かしい語りで「昼の憩い」が始まり「こりゃ、なんだ?」と運転の眠気が吹き飛びました。 子供の頃聞いたこの番組は、今週から梨の収穫がはじまったとかの農…

ラグビー世界大会10年後

2019年の文字をを見たとき、それが10年後だとピンとこなかった。そんな先の話が出てくるとは思っていないし、年を取ると今年が西暦何年かが瞬時に意識出来なくなるせいだ。年や月だけでなく日もきっぱりと切れ目が出来なくなってしまう、「去年今年」…

仲間

この年齢(アラ還というらしい)での訃報にはいろいろと考えさせられものが多くなる。ある仕事で一緒になった人が亡くなった。自分より早く独立して1人でやっていた。あるプロジェクトの助っ人という同じ立場で何回かいっしょになって言葉をかわし、「なん…

なつかしい詩

玩具 掌にのこったまるい物 乳房のまんまの まるい温度 それからここにもうひとつ これはたしかに僕の物です と あの肌に 捺した 指紋これも山之口獏さんの詩です。 こういった叙情性が神田川に流れ、今はどこに行ったのでしょう。 これがいいとは言いません…

珊瑚

座蒲団 土の上には床がある 床の上には畳がある 畳の上にあるのが座蒲団でその上にあるのが楽という 楽の上にはなんにもないのであろうか どうぞおしきなさいとすすめられて 楽に坐ったさびしさよ 土の世界をはるかにみおろしているように 住み馴れぬ世界が…

臼杵の石仏

36年ぶりに臼杵の石仏に会ってきました。 阿蘇山の火口は3度目の正直で初めて見ることができました。原始の地球を思わせる阿蘇の火口から下って(実際は大分から下ったが)、人間の歴史時代の古代思わせる臼杵への旅は、数億年の時間を実感できるのではと期…

眠られぬ夜

大事な試験、負けそうな試合、(自分にとっては)大きな借金、2ヶ月間受注ゼロ、脊柱管の手術をするかどうか、どれも眠られない夜になりそうでしたが、「おやすみ3秒」の寝つきで不眠の体験はほとんどありません。 ただ、飼い犬が朝4時に散歩だとほえるこ…

勉学意欲

昨年暮れから「脊柱管狭窄症」の痛みに耐える生活をしています。 痛み止めを飲むせいか睡眠時間が8時間とか9時間になってしまいました。 春を感じ始めたころから薬を飲まないですむようになり、老人らしく朝5時には目が覚めています。そんな今朝、突然、…