直感とひらめき

直感もひらめきもにたようなものだと思っていましたが、大きな違いがあるそうです。
両方とも論理がないところ、あるいは論理が飛躍したところに現れる認識ということでしょう。
しかもどちらも「正しい」場合が多い。
違いは直感は説明ができないが、ひらめきは説明ができるということです。
三択問題で直感は働くが答えがひらめくことはない。証明問題の解法がひらめくことはあっても直感では証明したことにはならない。ということです。

・動物的直感はあっても動物的ひらめきはない。
・天才的ひらめきはあっても天才的直感はない(あるか?)
・相手の浮気を直感しても証拠は出せないが、いくつかの兆候(証拠)が集まって相手の浮気がひらめくことはある。
・体験・経験の蓄積で直感(勘)は鍛えられるが、ひらめきは集中思考のスキマに生まれる。
・新製品が売れるかどうかは直感できるが、どういう新製品を作るべきかはひらめき。

こうしてみるとひらめきの方が直感より「上」、できれば直感人間よりひらめき人間になりたい。

ネタは池谷裕二さんの本、単純な脳、複雑な「私」

単純な脳、複雑な「私」単純な脳、複雑な「私」
(2009/05/08)
池谷裕二

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