2018-01-01から1年間の記事一覧

ニーズ探索から商品企画

新サービスを企画する時、なにか新しい技術やシステムがない限り、生活者のニーズ探索から作業は始まる。「今、この分野であなたが欲しいものは何ですか?」という調査はさすがにしない。現在は満たされていると思われる生活の中の気づかない不満、不足、不…

FGIのバンドワゴン効果

バンドワゴン効果を集団の同調圧力と解釈する前提(池谷裕二さん)で話を進める。醤油ラーメンを食べようと思ってラーメン屋に入ったら、その店は塩ラーメンが有名らしく。周囲を見てもみんな塩ラーメンを注文して美味しそうに食べている状況で、当初の予定…

リエゾン効果

医者のインタビューは1on1が多い。一般消費者と同じで表現力と人柄でインタビューの成功・失敗が決まる。モデレーションの技術はさておいて、すぐにデッドロックに乗り上げてしまう医者がいる。明らかに通り一遍、うわべだけの反応で、こちらの意図をわざと…

リエゾンインタビュー

1on1インタビューは対象者とモデレーターが1対1で対面する。対象者の行動・意識・感覚・感情の深い部分まで探れる優れた方法論である。これをもっと活用する方法を提案する。きっかけは、企業があるシステムを導入するにあたっての採用・不採用の基準は何か…

楽観マーケターと悲観リサーチャーの統合

前々から思っていたというか、業界の常識らしいが「マーケターは楽観主義者、リサーチャーは悲観主義者」というのがある。楽観的な人間がマーケターをめざし、悲観主義者がリサーチャーになりたがるのか、マーケティングをやっていると楽観的になり、リサー…

インサイトからブランドストーリーへ

インサイトは「購入に当たっての最後のひと押し」が初期の定義だったと思う。人口に膾炙するに従って「ah!」体験やユリイカと同じように解釈されてきた。今、定義すると「何らかの理由や作用によって抑圧されたり、隠されていたもの(購入の動機や心理的きっ…

マーケティングインタビューのアスキングとリスニング

このところ、モデレーションでのアスキングとリスニングを考えている。もちろん現場ではこの2つをミックスして使っている。モデレーター教育は主にアスキングの方法が追求され、リスニングの方法は特に教えられないことが多い。ただ、モデレーター技術として…