セグメンテーションとペルソナビルド

マーケティングやマーケティングリサーチではセグメンテーションが基本である。
マーケットをセグメントし、ユーザーをセグメントしないとマーケティングは前に進めない。
セグメントし、そのセグメントのプロファイリングを行ってターゲットの特徴を把握し、チーム内で共有することでマーケティングプロセスのブレを最小限にすることができる。

ただ、このプロファイリングを徹底的に行っていけば、その先にペルソナを見えてくるという考え方はたぶん間違っている。
プロファイリングをいくら細かく綿密に行ってもペルソナにはならない。
プロファイリングは細かく「分析」する作業であるが、ペルソナビルドには「創造」の要素が必要である。
プロファイリングが小説だとするとペルソナビルドは戯曲ともいえる。
戯曲の中の主人公のキャラクター作りをマーケティングの視点で行う作業がペルソナビルドなのだ。

だから、プロファイリングは定量調査で可能だが、ペルソナビルドには定性調査が必須となる。