『受験脳の作り方』のはじめに

池谷裕二さんの改訂文庫本版のはじめに

『科学者はたいてい慎重です。確実なことが言えない限り、口を閉ざします。現在の脳研究のレベルを考えれば、本来ならば「科学的勉強法」といった謳い文句は時期尚早な勇み足です。』

この後、確実なエビデンスが取れるまで沈黙するのは科学者のエゴだといい、自分のアウトリーチの姿勢を鮮明にしています。この覚悟は「よろしい」(上から目線)でしょう。

そこで、替え歌、
マーケターはほとんど軽率です。確かめもる前にすぐに口を開きます。小耳にはさんだだけで「〇〇法」とか新しそうなカタカナ語をすぐに謳い文句にします。

科学者を目指すのは無理として、自戒としよう。
でもこの世界、勇み足は負けにならないんだよな。