石原都知事とコンドルセ投票

震災と原発で浮き足立っている中でも選挙は行われるらしい。
札幌出張中に朝の準備で横目で見たいただけなのではっきりしたことは言えないが、テレビを見ていて石原の圧勝は仕方ないのかなと思った。(たぶん、フジテレビ系の日曜日朝の番組)
渡邊さんが若さとマジメさで慎太郎に迫っていたが、この時期ではクリーン過ぎるというのがボクの印象。
嫌いであるし、爺さんには引っ込んでほしいと思いつつ、慎太郎の老練さやヤクザ的ドスの利かせ方には関心仕切りであった。
共産党は3.11以前の発想から抜けていないし、そのまんま東も「そのまんま」であった。

慎太郎がギリギリまで立候補を表明しなかったのは反石原票の「票われ」をねらった姑息でもなんでもない選挙では普通の戦略であるし、票われを狙わざるを得ないほど自分の人気が落ちていると自覚していただけまだボケは始まっていないと言えそうだ。
天罰発言」のような失言が出てこない限り東京はもう4年間この爺さんと過ごすことになる。

そこで「選挙のパラドックス」ウイリアム・パウンドストーンをパラパラと読み返してみたが、もちろん、石原が選ばれないようにする方策はみつからない。
あの番組を観た限り、コンドルセ投票でも石原の勝ちになりそうだ。