美学と暗黙知

日経の夕刊にMITメディアラボ副所長の石井裕さんの連載が載っている。
昨日はMITに誘われるきっかけがおもしろかった。アランケイネグロポンテは、石井さんのプレゼンを聞いて「君はMITに行くべきだ。あそこは君の美学と同じだ。」と誘ったらしい。
新しい技術を美学という視点で評価するところがおもしろい。
飛躍するが、こういったことがアップルの製品群につながるのだろう。
どちらの製品も技術的にはすばらしいが、アップルとMSでは美学が違うといえるだろう。
さらに美学を持たない技術というものもある。だからといってダメということはなく、充分に役立つものではある。

もうひとつ飛躍して、ここで石井さんが言っている美学は暗黙知と言い換えられるのではないか。
暗黙知の反語として「形式知・明示知」がよく言われるがポランニーが言った暗黙知はそういったものではない。