キリンとサントリー

ショッキングなニュースでした。日経の解説ではインペブ、ネスレ、コカコーラなどの世界企業と戦わざるを得ない将来に備えてのものということです。鉱工業、運輸業が世界規模の競争になるのは当然ですが、(ほんとに当然かは理解できていない、そうかなっと言う程度)本来はローカルな市場特性があるはずの飲・食品の世界にも企業のグローバル競争は進行しているようです。

このところ、まとまった思考ができないので、羅列。

ローカルが消える点では言語もその傾向があり、どんどん英語化が進んでいるということを聞いたことがあります。最近も「日本語は死んだ」というような本が話題になった記憶があります。ネットの浸食、学術用語の英語化(今や、英語で書かれたものしか論文とは言われないらしい)などで、近い将来、世界は英語で統一されるという人さえいます。正にフラット化です。
一方、クレオール語も生まれるので言語の多様性は失われない、日本語は英語に比べて優れた言語であると主張する人もいます。町田健さんの「世界言語紀行」によると6千から7千の言語が今、世界にあるそうです。(増減にはコメントしていない)

まだ読んないのですが、P&Gの元会長さんが書いた本にリサーチの方法として「現地の人と一緒に生活してみる」を採用したとあるらしいです。グローバルな競争はローカルの集積だが、ローカルは別々の顔を持つ。それを発見しないと勝てない。(世界市場はフラクタルではない)

さらに週刊ダイヤモンドのIFRSの特集に関して、磯崎さんがご自身のブログでIFRSはブラックスワンを生み出す(表現は違いますが)危険を抱えていると警告していました。(世界はフラクタル化する)

日本市場のリサーチという細部に存在する者として世界全体は見ようがない。