3人インタビューの可能性
第4回アウラ・コキリコセミナーで3人インタビューの実験を行った。その結果の速報。
対象者が3人いればFGIが成立した。終了後の対象者3人へのフォローアップインタビューでも「なんとなく仲間意識ができた」「3人だとだれがどんな人で、どんなことを発言したかを憶えていられる」などグループダイナミックスが働く様子が観察できた。
自己紹介なしで、いきなりテーマの本題部分に入ったが対象者は違和感なく入り込めたとした。このいきなりテーマ効果で時間短縮が実現できた。周辺話題からテーマに入るより、テーマから周辺情報(家族構成などデモ特性を含めて)を得た方が効率的だし、対象者に余計な緊張感を与えない。(いきなり家族構成などプライバシー情報を聞かれると構える)今回はあるクライアントさんの好意で現実にかかえている問題をテーマにしたが、結論や周辺情報は60分でもれなく収集できた。
1時間で1グループできれば、週日の夜7時から8時と8時半から9時半で2グループ実施できる。2時間のFGIでは1grが限度だし、4人のミニグルイン2gr実施だと時間配分が慌ただしくなる。
今後我々は、「3人FGIを1時間、週日夜2gr実施」を提案していきたい。