対象者からみた対象者人数

先日のアウラセミナーでフォローアップインタビューを実施した。

フォローアップインタビューとは、通常通りインタビューが終了したあと、全く別のモデレーターが入ってきて今終わったインタビューを振り返る、というものである。

目的は、

 ・テーマの理解度や反応(回答)の信頼性がわかる。
 ・モデレーターへの評価が取れる。(話づらい印象だったか、わかりやすかったか)
 ・正直な反応だったか。(あまり、悪いこと言っちゃいけないかなと)
 ・同調圧力を感じたか。(○○さんの意見は正しいと思ったが、実は・・・)
などということがある程度検証できることである。
ただ、これはある意味リスキーなことなので、クライアントと握ってからでないと実施できない。
インタビューで評価されたコンセプトが、実はほとんど同調圧力によるものだったとわかったら、クライアントにもモデレーターにも相当のショックである。
 
このフォローアップインタビューで、今回対象者人数について対象者に聞いてみた。
今まで何回かFGIに出席したことがある対象者で、今回、はじめて4人を体験した人たちだった。
評価は4人のほうが話しやすいということだった。
理由は、
 ・自分が話すタイミングがとりやすい。
 ・話したかったのに話題が進んでしまった、というということがすくない。
 ・すぐに打ち解けられた。
ということだった。
 
モデレーターの能力的にも対象者同士の凝集度でも4人インタビューは優れている。