データの見えざる手

久しぶりに面白い本に出会った。
感想は、
 ・ この本でビッグデータのなんたるかと可能性が理解できた。
 ・ 名札型ウェアラブル端末で行動(加速度)と接触・会話(内容は取れない)でデータを収集すること
 ・ 人間の感情や仕事量が「動き」から解析できること
 ・ 動くことが幸福につながるし、仕事の成果も決めること(この辺りは最近読んだ『職場の人間科学』にもあった)
 ・ 人の行動観察、勘や経験以上の戦略提案が「計算」からできる。プログラムが仮説を作る。
などバラバラであるが昂奮しながら読めた。
特に第5章はマーケティングに関わる人は読んだ方がよいと思う。

あと、やはり「機械との競争」ではなく「機械と共に競争」が正しい認識であると再確認した。
機械に負けても機械を使いこなせばよい。競争相手は人間なのだ。
競争の土俵にも上がれない恐怖はなくならないが。