スポーツ観戦

フィギュアスケートというものに関心がなくなったと最近、気づいたのだが、よくよく考えるとスポーツ観戦そのものに興味がなくなったようだ。
神宮球場に1回も行かない年がこれで3年以上になるし、ツールドフランスも今年100回記念でありながら見なかった。マラソンもラグビーもゴールまで、ノーサイドまで見ている根気がなくなった。
スケートならジャネットリン、ビールマン、渡辺絵美?橋本聖子など昔の選手も浅田真央など今の選手も知ってはいるのだが競技は見なくなった。
テレビのチャンネルが合ってもすぐに回してしまう。
伊藤みどりあたりからだと思うが、ジャンプと回転数ばかりが話題になってきたせいだと思っている。
スケート靴を履いてあれだけ高く飛び上がって着地し、その間にカラダを何回転もさせることが「美しい」とは思えないのだ。
競技しているときのアスリートの体は相撲を含めて「美しい」ものだが、スケートのジャンプにはそれがないのではないか。と思っている。

しかし、興味を失ったのがスポーツ全般への関心と考え直して原因を考えると、これは「老い」ではなかろうかと思う。
自分がやったことのないスポーツでも競技を見ていると自分のからだと意識がアスリートと一体になる体験は誰にもあると思う。42.195km走ったことはなくても2時間以上テレビの前で走って、ゴールの瞬間はどっと疲れが出るような感覚があった。
それが、今はないのである。
自転車だけだが、この年になっても競技スポーツはやっている。
そうなるとカラダの老いよりも心理的老いのい方が影響が大きいのかも知れない。
老化とともにミラーニューロンが激しく減るのか?