雨、雨、ふれふれ

昨夜、駅から自宅まで雨に降られた。
駅前の本屋で少しやり過ごしたのでたいした濡れかたではなかった。
歩きながら、最近「お迎え」を見ないなと気づいた。
田舎の小学生だったころ都会から転校してきた子の母親が雨の日、傘を持って迎えに来た。
生まれて初めて「お迎え」を見たガキどもは声を限りに冷やかした。
それ以来、「お迎え」がちょっとしたブームになったが、うちでは1回もなかった。
雨が降れば濡れて帰るのが当たり前だった。
校庭の水たまりをバシャバシャ言わせて帰るのが楽しかった。

で、突然、
「あめあめ、ふれふれ母さんが、ジャノメでお迎えうれしいな、ピッチピッチちゃっぷちゃっぷランランラン」が浮かんだ。
この詩は傑作なのだ。
特に最後の「ピッチピッチちゃっぷちゃっぷランランラン」が最高。
ここでググれば、何かわかるのだが年寄りの好奇心はそれほど強くない。

 *駅で傘を持った「お迎え」がなくなったのはクルマのせい、と今、気付く。
  クルマはやっぱり情緒がない。