Webはインフレ?デフレ?

今朝のNHKニュースを朝の支度をしながら見ていたので正確なことはいえないが、オリコンのCD売上ランキングで「AKB48」と「嵐」が上位独占だったらしい。
ある男子高校生がでてきてAKB48の握手会だかお話会(AKBのメンバーとお話ができるらしい)への応募シール欲しさに同じタイトルのCDを10枚、20枚と買って応募し、実際にメンバーと「お話」ができたということであった。
「おまけ欲しさに買っても本体は捨てる」という現象は時々起こっているのでめずらしくはないし、当の高校生も「乗せられている」が納得していると自覚していた。

そういった倫理的?な視点とは別にCDの売上ランキングという統計データが統計として使えなくなった、という事実をニュースでは取り上げていた。
Webでの楽曲の販売の伸びと上記のようなマーケティング(販促)によってデータのインフレと捕捉率の低下が同時進行して売上ランキングの統計価値がなくなったという事実である。

Web(ソーシャルメディア)によって「強く、遠くまで」つながることができるようになって情報インフレが起こってあちこちにバブルが生じる。
一方Web(ソーシャルメディア)でつながることで情報が広く、リアルタイムでひろがることで「SHARE」が可能になる。カーシェアなどもモバイルでの情報共有が前提であろう。

Webは(情報の)インフレと(商品の)デフレを同時に実現するのだろう。
先の高校生男子も買ってしまった10数枚のCDを当然SHAREするであろう。