認知の意味

ブランド認知の意味を考えていて、消費者がブランドを認知する認知の仕方にどんなものがあるだろうと検討してみることにしました。消費者行動モデルのAIDMAは広告を認知のきっかけと想定しているようです。

広告を見て広告が訴えているブランド名を知って(A)、
そのブランドに興味を持ちます(I)
それを欲しいと思う気持ち(D)がわき起こります
それらが記憶(M)として残って
店に行ったとき(探して)あったから買う(A)

以上がAIDMAのモデルでしょう。
ここで、今のテーマ、消費者のブランド認知はどのプロセスのことを言うのでしょう?どのプロセスで、そのブランドはその消費者に「認知された」と判断すればよいのでしょう。
考えてみるとAIDMAモデルはブランド認知が前提条件になっているようです。
消費者がその存在を知らないブランドであれば(多くは新製品)広告でブランドを知るというのが一般に納得しやすいのでAのプロセスで認知が成立したと言えます。

ただ、我々もよく経験する「CMは印象深く認知されているのに、それが何(ブランド)のCMかの認知がない」という状況があります。また、ブランド名は知っているが、それがファッション製品なのかクルマなのか飲料なのかの認知が曖昧という状況があります。
そうなると少なくともIのプロセスを経てDまで行かないと正確には認知とは言えないとなりそうです。
もちろん、それを買えば(A)消費者のブランド認知は相当程度確かなものとなるはずです。
このAまで行ってもブランド認知が錯覚だったり曖昧だったりする例があると前々回のエントリーでいいました。
これを考えるには脳科学で認知をどうとらえているかが参考になりそうです。

今日も詰まってしまった。