小悪魔ageha

Gigazineの7月14日に小悪魔ageha編集長のインタビューがありました。
久々に感動ものでした。
冷たい社会(世界)から熱い社会(世界)への反撃。当然、反撃している意識はなく。を感じました。

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090714_koakuma_ageha/

まず、彼女(編集長)にはベンチャー精神や起業意識がほとんどないということがおもしろかった。
最初から「成功」や「金儲け」にあまり関心はなく、成功した今でも「今以上」の野心はない。
・小悪魔agehaの企画はあくまでも社内で通そうとした。自分で資金集めしようとは思わなかった。
・社内の企画プレゼンもなく、「自分がわかっていればいい」と思っていた。
・30万部(!)という部数に「広がり過ぎ」と冷たい反応
・雑誌と通販の連動には今でも反対。会社都合で小悪魔agehaショップはあるものの売り上げに関心ない。
・大手出版社がバイク便を多用するのが理解できない。自分はそのへんにあるものを拾って使う。

自分の好きな雑誌(紙媒体)を自分の好みだけで作っている。
・小悪魔agehaはWebに乗せない、乗らない
・子供の頃から雑誌好き、Webとは違う雑誌の「悦楽」を後輩に伝えたい。
・キャバ嬢が大好き、彼女たちに楽しみを提供したい
・読者モデルの面接も「かわいいか、かわいくないか」で決めている。ブレはない。

Web化が進行する紙媒体の中にあってこういった雑誌、こういった編集長が存在するのは奇跡的なことではないでしょうか。
リアルな接触(共飲・共食、会話)からバーチャルな夢(出会い、恋愛、失恋)を売る、キャバクラ嬢という職業と小悪魔agehaは完全に一致しているのでしょう。