買物の楽しみ

・お出かけの楽しみ
・見られる、さわれる楽しみ
・商品選択時の会話の楽しみ
・持って帰る楽しさ
・包みを開ける楽しさ

以上が、お店で買い物する理由として30代、未婚で裕福な女性があげた内容です。この女性は普段からネット通販ヘビーで、相当高額のファッション製品もネット通販で買うのに基礎化粧品のあるブランドだけはデパートで買っていたのでその理由を突っ込んだときの反応でした。

お出かけの楽しみは、バーチャルリアリティの技術よりも脳の「お出かけ快楽中枢」(あるのか?)を直接刺激できる技術の開発によりそうです。
見られるはサイトでの商品の見せ方の工夫でネット通販で代替できそう。さわれるも返品自由のサービスで代替できる。ただ、タイムラグと返品作業のめんどうくささの不利は残る。
会話は店員(美容部員)との会話だが、テレビ電話システムで代替可能。話はそれるが、これは両刃の剣で店員そのものへの好悪の感情に左右されてしまう。ファーストフード店の店員と違って好感情を一般化できない。
持って帰る楽しみはネット通販でいえば注文商品が届くまでのどきどき感といえるが、たぶん違う。この女性は「自分が気に入って買った」「自分のものになった、お気に入り」と一緒に歩いて帰るうきうきした気持ち、商品との一体感の感覚を評価していた。
この感覚は家で包みを開けて買った商品と再会する感情の昂ぶりにつながる。

ネット通販もリアル店舗も消費者の買物は「商品取引」ではなく「快楽の追求」であることを深く考えるべきであろう。
そのとき、お手伝いできるのがアウラマーケティングラボです。