喫茶店事務所

今朝の日経に山之口獏さんの詩が出ていました。

のんでものまなくても
ぼくはかならずなのだ
一日に一度はこの珈琲店に来て
いかにもこのように
ひとやすみしているのだ
置手紙の男はそれをしっているからで
この間の金を至急に
返してほしいと来たわけなのだ

手元にある昭和43年弥生書房から出た「山之口獏詩集」にはこの詩は収録されていません。
記事ではこの店をつきとめているようなことが書いてありましたが、こんな喫茶店を開発できないでしょうか。
ネットの普及で「電話番サービス」の売り込みはなくなりました。
一人事務所の脱サラ(これは死語か)さんは、皆、自宅のPCと携帯電話で事務所開きをしているのでしょうか。
そうはいっても借金取りが自宅にくるのはまずい。事務所を兼用できる喫茶店。スタバの一角に透明ブースが5つ、表札も看板もなし、ノートPC用のLANケーブルとコンセントひとつ。
月額2万円、コーヒー代は別、混雑時は退去。
もう少し、考えよう。